ワークショップ

ワークショップに参加される方は,参加申込時にチェックを入れてください.MSCS参加者は無料でご参加いただけます.また、会場の定員は100名となっております.

「超スマート社会の人流制御のためのモデル化」

日時

3月2日(日)午後13時~16時

場所

TBD

概要

ウェルビーイングなスマート社会の実現では,人に着目したリソース制御が重要となっている.例えば,日本では,人材不足および労働時間規制による輸送力不足から,人の多い都市部の運輸・物流の停滞が発生し,輸送に関わる地域間のリソース調整が必要となっている.その一方で,IoT技術の発展から物理的な状態は時空間ともに高分解能で計測可能なことや,人工知能(AI)を介して人と機械を繋げるインタラクティブなサービスも展開され,人を中心とした計測制御のための技術が充足され始めている.本ワークショップでは,人や人流の制御に関わる周辺研究の有識者から,「人流制御ではどんなデータを扱うか,何がインプットとなるのか,何がアウトプットとなるか,何がゴールなのか」について講演頂き,聴講者の方々に当該分野におけるモデル化や制御の考えるきっかけを提供したいと考えている.

講師略歴

講演タイトル: 都市の人流データ計測と都市計画のためのモデル化について(都市工学視点)

長谷川 大輔 氏
長谷川 大輔 氏 東京大学 不動産イノベーション研究センター(CREI) 特任助教

略歴

2019年3月筑波大学システム情報工学研究科リスク工学専攻博士後期課程修了,博士(工学)2019年3月より(株)ディー・エヌ・エー,2020年7月より東京大学生産技術研究所を経て,2022年4月より東京大学不動産イノベーション研究センター特任助教に着任.都市計画,地域公共交通計画,空間情報科学に関する研究に従事

講演タイトル: 病院内の人の計測やソーシャルダイナミクスのモデル化について(ヒューマンコンピュータインタラクション視点)

山本 豪志朗 氏
山本 豪志朗 氏 京都大学 医学部附属病院 先制医療・生活習慣病研究センター 特定教授

略歴

2009年3月大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程修了.同年4月日本学術振興会特別研究員PD.同年7月岡山大学大学院自然科学研究科助教.2011年4月奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科助教,2016年4月京都大学医学部附属病院特定講師.2020年4月同特定准教授.2021年3月同准教授.2024年4月同特定教授,現在に至る.ヒューマンコンピュータインタラクション,拡張現実感,医療情報に関する研究に従事.情報処理学会,計測自動制御学会等会員.博士 (工学).

講演タイトル: 人間集団の行動変容への制御アプローチ(制御視点)

井上 正樹 氏
井上 正樹 氏 慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科 准教授

略歴

2012年3月大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了,同年4月より科学技術振興機構 FIRST 合原最先端数理モデルプロジェクト研究員,東京工業大学大学院情報理工学研究科特別研究員,2014年4月より慶應義塾大学理工学部助教,2018年4月より同専任講師,2021年4月より同准教授となり現在に至る.2010年より2年間日本学術振興会特別研究員(DC2).博士(工学).Human-in-the-loopシステムに対する制御の理論と応用に関する研究に従事.計測自動制御学会論文賞(2013,2015,2018,2024年度),同論文賞武田賞(2018年度),同制御部門パイオニア賞(2019年度),システム制御情報学会論文賞(2014年度),電気学会産業応用部門論文賞(2017年度)などを受賞.IEEE CSS, SMCS, ITSS,計測自動制御学会,システム制御情報学会の会員.

コーディネーター役

澤田 賢治
澤田 賢治 電気通信大学 i-パワードエネルギー・システム研究センター 准教授

略歴

2009年大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻博士後期課程修了.同年電気通信大学システム工学科助教,2015年同大学 i-パワードエネルギー・システム研究センター准教授となり現在に至る.博士(工学).2016年度計測自動制御学会制御部門大会技術賞,FA財団論文賞(2015年,2019年),2018年度日本機械学会賞(論文),2018年度油空圧機器技術振興財団論文賞,2018年度計測自動制御学会産業応用部門・技術賞,2019年計測自動制御学会制御部門パイオニア技術賞受賞.2016年より制御システムセキュリティセンター顧問.ハイブリッドシステムや制御系セキュリティに関する研究に従事.計測自動制御学会,システム制御情報学会,電子情報通信学会,電気学会,日本機械学会,IEEE会員.